インプラントの材料って、どのように使われるの? oyodental.jp
歯科治療に使われるチタン
歯科インプラントは、あごの骨に埋め入れるインプラントの本体とも言える「フィクスチャー(人工歯根)」と、失った歯の代わりとなる、人工歯・インプラント義歯とも呼ばれる「上部構造」、そしてこれら人工歯根と上部構造を連結する「アバットメント」の3つの部品で構成されています。インプラント(人工歯根)のほとんどはチタン製で、その他のパーツにもチタンが使われていることがあります。また、クラウン(被せ物)や入れ歯の素材の一つとして使われることもあります。(歯科用インプラントモーター)

チタンの特性
チタンは歯科以外の医療でも使われており、ペースメーカーや骨折した時の固定ボルト、人工関節などとして幅広く応用されています。なぜ、医療でチタンが多用されているのでしょうか?
チタンの特性には次のようなものがあります。
・身体に優しい
金属アレルギーがでにくく、身体に対して有害な作用を及ぼしにくい
・強くて軽い
重さは鉄の約半分で、鋼鉄以上の強度がある
・さびにくい
海水や酸に対しても高い耐食性を示す
このように、チタンは他の金属と比べても極めて高い特性をもつことから、様々な医療の現場で使用されています。
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