口腔外バキューム oyodental.jp
歯科診療ユニット口腔外バキュームとは、ユニット(治療椅子)のそばに設置する特殊な掃除機のようなものです。
歯医者で歯を削るときには主にエアタービンという器具を使用します。エアタービンは空気の力で歯を削るバー(ドリル)を高速で回転させ、削っている部分が熱くなるのを冷やすためと削った欠片を流すために水を噴射します。
口の中の水や削った欠片は通常のバキューム(歯科診療用サクション)で吸い取りますが、エアタービンを使用するとお口の外にも水や削った欠片が飛散します。
口腔外バキュームはこれらの飛散した飛沫を吸い取り、広く飛び散らないようにするための機械です。
通常のバキューム(口腔内バキューム) だけでは吸い取れなかった飛沫や飛沫粒子も、口腔外バキュームを使用することにより80%以上吸い取ることができます。
飛沫には水や削った欠片の他に唾液や血液が含まれていますので、口腔外バキュームを使用することで、物理的に空気を汚さないだけでなく衛生的になり、院内感染や異臭を予防します。
また、歯のつめものや被せ物、入れ歯や仮歯などを調整するときにも削った欠片が出ますが、これらの吸引にも使用します。
患者さんの健康はもちろん、医療従事者の健康にも役立ついい歯医者の設備です。
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